投稿者: 事務局

2年間の思い出

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会社に入り1年、本社へ異動となり初の仕事がこの事務局でした。

1年目は倉庫の事務処理を担当していました。そこから考えると、ガラリと変わる仕事内容だったので、本当に不安でした。

しかし時は止まることなく進み続けるわけで、振り返ると不安よりも「楽しかったなぁ」という印象です。

昨年の新春懇談会では、酒サムライの講師をお呼びして、日本酒についてレクチャーしていただきスッカリ日本酒の虜になってしまいました。ワインの苦手な私でも美味しいと感じるワインをご紹介していただいたりと、事務局という大義名分のもと満喫していました。

また、視察会では会員の皆様のラフな一面を垣間見ることができましたし、ちゃかり夫婦円満の秘訣まで教えて頂けて「仕事」というよりも「人生勉強」をこの2年間でさせてもらえたなぁと思いました。

こんな素晴らしい機会を与えてもらえたことを感謝すると共に、半人前な私を温かく見守っていただいたことに、とても感謝しております。

これからもますます倶楽部が発展していくことを祈っております。

2年間本当にありがとうございました。   田中志穂

退任のご挨拶

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会長としての2年間、皆様にはご協力ご助言をいただきまして、誠にありがとうございました。大過なく過ごせましたのも皆様の絶大なるご支援の賜物と深く感謝申しあげます。
2年間を通じて、本当に好きなことをやらせていただきました。

奥入瀬・八甲田、箱根・熱海、旭川・富良野・洞爺湖、高山・松本など私の行きたいところ、泊まりたい宿を選定し皆様にお付き合いいただきました。

木洩れ日の奥入瀬渓流、安比の紅葉、山のホテルの富士とつつじ、ヴィラデルソルの女将との語らい、心やすらぐフラノ寶亭留、洞爺湖の花火、高山祭のからくり人形、雪の扉温泉など、何れもめ瞼に焼きつくほどの印象深い経験をさせていただきました。

「歴史、自然、文化、芸術」を探求するとテーマを掲げましたので、春秋の研修会以外にも女性ソムリエのお話を伺ったり、日本酒との相性をオードブルを味わいながら酒サムライに語っていただいた新春懇談会。総会では観光文化の重要性や伝統ホテルのおもてなしの心をレクチャーしていただきました。

倉青協の総会にも乱入して、山梨ワインのお土産をもらったり、卒業生勧誘のために手製の「倉守神社」のお守りを配ったりしたのは楽しい思い出です。

しかし私だけの力で2年間大役をまっとうできたのではありません。煩雑な旅行をそつなくこなし、私の面倒な注文もいれてスマートにホームページを作成し、会員の皆様に愛された田中事務局のお陰と改めて感謝する次第です。

本心から楽しませていただきました。ありがとうございました。   大竹広明

GWの過ごし方

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東京は快晴です。春を飛越して、夏になってしまったような暑い日が続いていますね。とても、先月の視察会中に雪が降ったとは思えないほどの、季節の変わりように驚いちゃいますね~。

さてさて、私はGWを有意義に過ごさせてもらいましたが、皆様はいかがお過ごしでしたか?

連休の内1泊2日で、学生時代の友人達と下田に行ってまいりました。卒業以来、GWの毎年恒例行事となっていてます。

関東周辺のコテージを借りて、BBQをするのがお決まりコース。渋滞を避けるためコテージ最寄り駅までは電車で行き、その後レンタカーを借りてドライブをします。今年は伊豆急下田駅で集合でした。私は、東海道で熱海まで行き、伊東線で終点の伊豆急下田駅まで揺られること約3時間。

初めて乗った伊東線。海がよく見えるようにという配慮なのか、窓側向きに座席が設置してあり、山側の方は2つずつ向い合うように座席が設置されていました。私は、海側の座席に座ったのですが、動く風景画を大画面で見ているようでとても綺麗でした。途中、幹線道路が見えるのですが、大渋滞でした。昨年の春季視察会で箱根を訪れましたが、その時通った道ですね!

到着した下田駅は、坂本龍馬一色!といった感じでした。黒船をモチーフにした黒い車体の電車やら、いろいろと龍馬にあやかった御土産品も多数ありました。

オーシャンビューコテージというだけあって、コテージからの眺めはとてもよかったです。

特別何かをするわけではないのですが、久々の仲間勢ぞろいでとても楽しかったです!

小京都飛騨高山と春爛漫の信州を巡る旅②

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飛騨大鍾乳洞
旅の行程ユニット2から参加されるお客様をお迎えし、またユニット1でお帰りになるお客様を高山駅までお送りし、次の目的地飛騨大鍾乳洞へ向かいます。

日本の鍾乳洞では最も高いところに位置する飛騨大鍾乳洞。
オーナーのコレクション、金塊が盗まれ、その後取り戻すことが出来て、「戻ってきた金塊」としても有名。
盗まれたときは一辺20センチほどの立方体だったものが、戻ったのは切り刻まれた7割程度。
でも私にはチリヂリに切り裂かれた金の方が美しく見えたものでした。

さて本題の鍾乳洞。
全長850メートルにわたり、鍾乳石、石筍、石柱が林立、それぞれに名前がつけられています。
洞内は暗く登りが急なので、途中から外界に出ることが出来る。最後まで到達し、外を階段で戻ると今更ながら登った高低差に驚きました。
鍾乳洞

このあとは今晩のお宿、扉温泉までまっしぐら。
3時間のバスは退屈で寝てしまうかとの思いは、全く裏切られることになりました。

バスガイド
その犯人は、そうです、ガイドの薙野さんです。
名所旧跡の説明はさておき、もっぱら車内のお客さんとの対話集会。

「お客さんが寝ないからしゃべらざるを得ない」

「ガイドが面白いから寝る暇もない」

まるで鳥と卵のようですが、とにかく車内は笑い通し。

添乗員の加山さんはお腹をよじって涙を流して、それは苦しそうに笑っていました。
バスが松本に近づくと段々桜が増えてきて、松本城のお堀は見事な満開。『春爛漫の信州』と銘打ったこの旅行も、やっと格好付けることができました。

明神館
扉温泉は美ヶ原と霧が峰の稜線に抱かれたひなびた温泉。
ここにデザイン、もてなし、料理3拍子揃った知る人ぞ知る、明神館があります。

しかしそこまでの道筋が大変、対向車が来たらすれ違えない幅員の山道を進み、市内から40分かかって到着します。
バスの中で部屋番号を知らされ、雪が降り出した中、玄関から各部屋に向かい旅装を解きました。

夕食までしばらく時間があるので、評判の高い温泉に浸かります。
いくつかある大浴場の中でも何と言っても「立ち湯」が圧巻。
立ち湯

風呂場が弁当箱の一辺をすっぱり切り取ったような形になっていて、脱衣所から浴場に一歩足を踏み入れると、真正面に長方形の雪景色が額縁で切り取ったように目に飛び込んでくる。
中央には外に向かって浴槽があり先端は底が深く立ち湯になっている。浴槽の縁に腕を乗せて外の景色を眺めると冷気が頭にまとわり、雪の中に放り出されたような錯覚を覚える。
この浴場には浴槽以外無駄なものは一切ない、蛇口も洗い場もない。
手前に申し訳程度にシャワーブースとミストサウナがあるのみ。白樺と渓流の織り成す光景は、一度見たら忘れられない印象となって、目に焼きつく。他に大浴場、露天風呂、寝湯などあるが、立ち湯の圧倒的な魅力にはどれもかなわない。

夕食は大広間で会席。旅行最後の夜とあって、皆さん盛り上がり、会話とお酒と料理を賑やかに堪能しました。
団体料理でも手を抜かず、一皿づつ凝った料理が出てくるのは朝も同じ。またフランス料理も定評があり、次の機会には是非洋食を試してみたいもの。
明神館 夕食会場明神館 大木

翌朝起きると外は銀世界、屋根には20センチほどの雪が積もり、まだコンコンと降り続いている。頭をよぎったのはあの山道、果たして脱出できるか。しかし朝食時の加山添乗員さんとフロントの方の説明で、心配は杞憂に終わりました。
明神館 談話室
それでもあの狭い雪道を、無事に通り過ぎた吉田運転手さんの技量には脱帽。広い道に出たときには車内に拍手が響きわたりました。

松本市内
松本市内では時計博物館を見学。
舶来品、国産の古時計のコレクション、しかもすべて現役。定時には鳩や鐘が一斉に時を報せます。美しい細工の、エレガントな動きに心安らぐ思いがしました。

そのあとは中町や松本城などを思い思いに見学し、信州名物のそばや「こばやし」へ。
そばがき、そばの実などそば尽くしの定食でお腹がふくれ、松本駅で解散となりました。

フィニッシュ
どうせ混雑で、満足に見れないだろうとの高山祭りも、存分に楽しめました。
飛騨の小京都に、世界に誇れるガラスコレクションがあることを発見しました。思いもかけない雪景色に、息を呑むほど端正な風呂場も体験しました。雪と桜を同時に楽しむ松本城も、またとない経験でした。
さまざまな貴重な思い出を残してくれた「小京都飛騨高山と春爛漫の信州を巡る旅」もお陰さまでトラブルもなく無事終了することができました。
これもご参加いただいた皆様のご協力の賜物です。誠にありがとうございました。

小京都飛騨高山と春爛漫の信州を巡る旅①

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スタート
名古屋駅を定刻に出発したバスは、東海北陸道を快適に飛騨高山を目指す。
山あいの交通不便な盆地に独特な文化が生まれ育った高山。東海北陸道の開通で観光客には飛躍的にアクセスが向上した。
2泊3日の旅は予報によると14年ぶりの寒気とか。途中トイレ休憩した、ひるが野サービスエリアでは小雪が舞うほど。前日は高山では雪が積もったらしい。

萬代角店
天候は不順なれども、道路は順調。懸念された高山祭の渋滞もなく、12時前には高山市街に到着。
萬代角店での昼食となりました。お店で落ち合った旧知の向井さんからは清酒、濁り酒、梅酒の差し入れがあり、飛騨牛の朴葉味噌焼きを肴に大宴会。

早くも一行は和気藹々の雰囲気となりました。
実はメニューの朴葉味噌定食よりも3割ほど飛騨牛を増量していただいた特注品。戸
外での屋台見物に備え、お酒とお肉で身体を心から温める効用は充分でした。
萬代角店

からくり奉納
お店から10分ほど歩いた陣屋前で、屋台のからくり奉納が始まります。よい場所を確保するために20分ほど前に到着、奉納の始まりを待ちます。
運良く雪もなく、見物に良い場所を確保。
定刻の2時前にはからくりの実演が始まりました。

まず左端の三番叟(さんばそう)屋台から。
謡いと屋台上の子供の太鼓、鼓にあわせ可愛い童人形が樋を進み、先端の箱に顔を近づけると一瞬にして顔が翁に変身。
からくり三番叟からくり三番叟

次は真ん中の石橋台(しゃっきょうだい)屋台。
長唄にあわせ美女が踊るうちに打ちかけがめくれて獅子頭に変身。激しく舞い踊るというもの。あまりの妖艶さに一時は、からくり実演を控えていたとの説明もありました。
からくり石橋台からくり石橋台

最後は右端の龍神台(りゅうじんだい)。
童子が曲に合わせて壺に近づいたところで、さて先が続かない。
屋台の中から黒子のおじさんが出てきて長い棹で引っかかった紐をほどく。それでもうまく動かない。おじさんが二人に増えてあちらこちら直すも進まない。
観客からは「どうした」「寒いよ」と帰る人もチラホラ。しかし観客の集中力が途切れた頃、いきなり壺が割れて紙吹雪から龍神が出現、腕も頭も千切れるほどの勢いで乱舞しました。
からくり龍神台からくり龍神台

これらのからくりは屋台の中に隠れた技術者が、何十本もの紐を操って人形の繊細な動きを表現するもの。
寒い中、我慢して見るだけの価値がある、まさに高山の伝統美でした。

三町
からくり奉納のあとは赤い欄干でおなじみの中橋を渡り三町へ。
三町のひとつ一之町通りには8台もの屋台が曳き揃え、威容を誇っています。
普段は屋台蔵に格納され、一部は順番に屋台会館で見ることが出来るが、高山祭の期間はすべてが間近で見られます。
精巧な彫り物、きらびやかな装飾。
この地で育った重要有形民族文化財、伝統文化の真髄を堪能することが出来ました。
一行は三之町通りのお店を冷やかしたり、お目当ての土産品をゲットして自由時間をゆっくり楽しみました。
屋台
屋台

ホテルアソシア高山リゾート
今日の泊りは市街から少し離れたホテルアソシア高山リゾート。
高山市内には温泉がなかったものが、このホテルが掘りあて、人気の宿泊施設になっています。
高台に建てられたホテルの全室から北アルプスが眺められるのですが、生憎の曇り空、景色より温泉と料理を楽しむことにしました。
部屋も花柄のベッドカバーが印象的な、可愛らしく清潔なしつらえ。
展望大浴場で冷えた身体を温めて、フランス料理のコースに舌鼓を打ちました。展望大浴場でもロビーでも外国人客が目立つ立派なホテルでした。

朝起きると、窓の外になんと雪が舞っているではないですか。でもせっかくの高山、朝食を済ませて朝市に行くことにしました。
ホテルのシャトルバスで高山駅まで、そこから15分ほど歩くと、陣屋前の朝市会場に着くことができます。白いテントを4列に張り30軒ほどの簡易店舗が並んでいます。
高原野菜、味噌、漬物、それにサルボボや一刀彫の民芸品。どれも郷土の香り高い品物ぞろいでした。宮川沿いにも朝市が開かれ、こちらは寒さのせいか、店舗がまばらでした。

飛騨高山美術館
一行は本日午前中の見学場所、飛騨高山美術館に向かいます。と言ってもバスに乗ったら約5分で到着。美術館前には黒スーツの颯爽とした学芸員お二人と、向井専務さんがお出迎え。
飛騨高山美術館は、高山・下呂で手広く事業を営んでいる向井兄弟が、利益を社会に還元する目的で14年前に開館したもの。アールヌーヴォー様式のガラス工芸を中心にコレクション。
1000点もの逸品が納められ、年3回展示替えをするとのこと。すっきりとした外観が美しい建物とともに、ミシュランの三ッ星を連続して獲得している、世界に誇る美術館です。

まずは学芸員の案内で噴水ホールへ。
パリのシャンゼリゼに作った、高さ3メートルのガラスの噴水を囲んで美術館の説明を受けました。
噴水はルネ・ラリックの作品、他にもエミール・ガレや藤田喬平などの香水瓶、花瓶、レリーフ、照明スタンドなど見事な作品を学芸員の詳しい説明で鑑賞しました。

別棟の展示室には、ガレの部屋、マッキントッシュの部屋など、アールヌーヴォーの家具を陳列した部屋を再現。一同はため息混じりに食い入るように眺めました。

暖かい日ならば庭に出て、北アルプスの景観を望みながら昼食の予定でしたが、あいにくの寒空で、レストランで飛騨牛のビーフカレーをいただきました。そこに向井館長が登場、遠路はるばる訪れた一行をやさしく歓待していただきました。
食事が終りミュージアムショップでの買い物も過ぎたころ、雲が晴れて北アルプスが見えてきました。
そこで庭に出て集合写真。よい記念になります。
美術館
美術館美術館


向井館長さん、お忙しいところお顔を出していただきましてありがとうございました。向井専務さん、2日間にわたり、親身になってご案内いただきましてありがとうございました。

年賀状作成裏話2010

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明けましておめでとうございます。
今年は私が会長を拝命してから最後の年となります。任期中は精一杯会務に励みますので、会員の皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

さて、田中事務局から促されました年賀状作成裏話。

会社年賀状↓
2010年年賀状

例年通り、若手社員(なぜか私も入って)が集まって年賀状のコンセプト作りから始めます。
昨年キャッチコピーとして、一番人気だった「地球に誇れる会社でありたい」に隠れてしまった「ピースアイランド、おらに元気を与えてくれ」がどうにも捨てがたく次年度の採用を決定しておりました。

ピースアイランドとは昨年竣工した平和島倉庫を英訳したもの。
屋上には太陽光パネルを設置したので「○ラゴン○ール」のノリでこんなコピーとなりました。

その後、議論を重ねキャッチコピーも微修正。
図柄もポップ調に「ぴーすあいらんどくん」まで登場させました。

社員が楽しんで年賀状作りにかかわったことが、年賀状からもお伝えできるのではないかと思います。
実はこれら社員の中で「○ラゴン○ール」を知らなかったのは、私一人だけでした。

個人の年賀状
2010年年賀状

こちらは相も変わらず夫婦の似顔絵です。結婚した年からこのシリーズを続けていますが、最初は2人、やがて家族が増えて3人となり4人の似顔絵を並べていました。
このままでは、家族が増えると似顔絵も際限なく増えてしまうので、娘の結婚を機に2人に戻しました。

そのまま続けていたら、子供夫婦、孫までも含め10人描かなければならなかったので、今ではホッとしております。