駅にて

つい先日、横浜駅での出来事です。

私は横浜駅のホームで携帯電話で友人と話しながら、階段付近の乗降客がいなくなるのを待っていました。
目の前に盲目の人が明らかに困った様子で、右へ左へフラフラしていました。

私は、友人と携帯電話で話しながら、大丈夫かなぁと少し見ていました。

三人くらいの人が、その盲目の人に気づいているにもかかわらず、そのまま去っていきました。
電話で話しつつ、「おいーーーー!!気づいてるなら、何で手を差し伸べないんだ??」と心の中で思っていました。

そのうちに、ほとんど乗降客はいなくなり、「ありえない!!」と思った私。
電話の最中でしたが、「ごめん、また後でかけなおすから少し待ってて」と友人につげ電話を切り、盲目の人に「お困りですか?」
と声をかけたら、案の定「出口がどこだか分らなくなり困っていました、助かりました。」と盲目の人。

一緒に改札を出て、方向が別だったので黄色いタイルの道しるべまで案内をして別れましたが、世の中の冷たさにやや憤りを感じました。

そういえば、私は何かとそういう困った人に出くわす回数が多い気がします。
中でもインパクトが残っている出来事は、信号が青の間に渡りきれないおばあさんがいて、手をあげて一緒に渡ったこと。
台風の日に人が倒れていて、救急車を呼んだ事。

ともに、私が第一発見者ではなく、みんな知しらんぷり。

特にひどかったのが、台風の日に人が倒れていたこと。これは、絶対に忘れられない出来事ですね。

信号待ちをしていたところ、なんとなく後ろを振り返ると、20m位先に傘が落ちていて、黒っぽいものが地面にありました。
「ん?何だあれ?」と思いつつ、その横を何人かが通っているので、傘が壊れて、落ちているのだろうと思って、なんとなくボーっとその光景を見つめていると、その黒っぽい物体が徐々に鮮明に見えてきて、「人じゃん!!人が倒れてるじゃん!!」
大急ぎで近寄ると女の子が倒れていました。

私が、大丈夫ですか?と何度か声をかけると、「頭が痛いです」と話ができたので一安心。
救急車を呼んで、救急車が到着する頃には、人だかりができたこと。

倒れている人に気付きながら、去っていったくせに誰かが手を差し伸べると、人だかりができるなんて信じられないと心の底から思いました。
なんて薄情な街だと・・・

でも、世の中そんなに薄情な人ばかりではないことは自分が良く分かっています。
もともと、貧血持ちの私は学生の頃、駅で突然倒れて救急車で運ばれたこともありますし、学校で倒れて見ず知らずの男の子におぶってもらって保健室に担ぎ込まれたこともあります。
そんな時はだいたい、誰かが声をかけてくれて、助けてくれます。
その一歩、その一声が助けられた人にとってはとても忘れられないものだということを、知っていただきたいですね。

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